10月14日(月) 09:00〜18:00
店頭販売+店内飲食

メニューに載せたことがないのにオーダーがある、アメリカンコーヒーの話

この記事は約3分で読めます。
実はアメリカンコーヒーを飲んだことがない

店主はアメリカンコーヒーを外で飲んだことがありません

うさぎとぼくは、ヤングでナウなオシャレ女子が集う喫茶店として、周知のことだと思います。

ただ、平日の午前中なんかになると、ときどき「今日は年齢層が高いなぁ」と思う日があるんですよね。店内の全員が60歳代近くみたいな…。
ウチらしく言えば、シルバーニアファミリー状態というんでしょうか。

そんなシルバニアなときによくオーダーいただくのが、タイトルにもある「アメリカンコーヒー」。

今日もお昼までで3杯オーダーがあったんですが、実はこれまでメニューに載せたこともないし、お店側として「やってますよ」とも言ったことがないんですよね。
もちろん、今のメニューにもまったく載っていないです。

でも、オーダー数がすごい。
「私は、アメリカン」と、あって当然のものとしてオーダーが来る。

アメリカンって、それだけ喫茶店では一般的なものという認識なんでしょうね。

また、アメリカンではないんですが、エスプレッソにお湯や水を足した「アメリカーノ」はメニューに載せています。

アメリカンコーヒーとは?

で…、店主は外でアメリカンコーヒーというのを飲んだことがないです。

だから、世間的にはどんな味わいや濃さなのか、どのような嗜まれかたをするのか、ほとんど知らないわけですよね。

Wikipediaでは…

アメリカン・コーヒー

アメリカン・コーヒーとは、浅く焙煎したコーヒー豆で入れたコーヒー。アメリカンとも呼ばれるがアメリカーノとはまた違ったコーヒー。和製英語で「アメリカン」は「濃度が薄い」という意味に拡大してきた。

アメリカ合衆国式の8段階で表示されるコーヒー豆焙煎度分類法で、焙煎度が低いシナモンローストやミディアムローストの豆を使って、パーコレータなどのコーヒーメーカーで多めのお湯でいれる点が特徴である。アメリカ西部の方が浅煎りの豆を使用し、東部の方が深めに焙煎した豆を使用する傾向がある。味わいとしては、浅煎り豆を使用しているため、苦味よりも酸味が強い味わいとなる。一般的には砂糖、ミルクなどは入れずにブラックコーヒーと呼ばれる状態で飲むという俗説が日本では長く流布してたが、現実には65%以上のアメリカ人はミルクと砂糖を加えてコーヒーを飲む。

通常のコーヒーをお湯割りにしたものを「アメリカン・コーヒー」と認識している人達が見られるが、こうした見方は正確な認識とは言えない。

要約すると、正確には「浅煎りの豆を多めのお湯で淹れた酸味の強いコーヒー」ということ。

って、普通のサードウェーブ、ブルーボトルですね。
じゃあ、もっとサードウェーブやスペシャルティコーヒーが流行ってもええやん…と思うんですが、そんな感じでもない。

ウチのかわいいシルバニアたちも「酸味ないのんがええわぁ」とおっしゃることが多いので、おそらくシルバニア的認識では、正確なアメリカンコーヒーはアメリカンコーヒーではないんだと思います。

俗にいう「お湯割り」をアメリカンコーヒーと言っているんだろうなぁ…と。

お店にも浅煎りの豆は置いているんですが、もし何も言わずにアメリカンだと提供してみたら、ウチのシルバニアたちはあまりの味の違いに、目が点になったり、「おっふ」など聞いたことのない言葉を発するかもしれない。

そんな想像をしています。

1度やってみたいなぁとは思っています。

うさぎとぼくのアメリカンコーヒーは…

そんなこんなで、ウチのお店では、シルバニア的アメリカンコーヒーはお湯割りが正解に近いのではないかと、普通に深煎りのブレンドをお湯で割って提供しています。
お茶感覚でスッとのどを通りやすいような、そんな加減なのかなぁ…と。

濃度計で測ると、ブレンドのちょうど半分になるような具合で提供しています。

でも、そのうち浅煎りのお豆で出すかも…。

Translate
タイトルとURLをコピーしました