10月7日(月) 09:00〜18:00
店頭販売+店内飲食

【お店の話】自治会の班はなくなったけれど、班としての結束は強まったよね

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4月になりましたね。
気候も暖かく、どこか心もウキウキとしてくる新年度。おかげさまで…ではないですが、うさぎとぼくが所属する自治会の班が今年度からなくなりました。退会したことや班がなくなったことの通知があるわけでもないので、気持ちとしては実感なく終わったという印象です。

ポツリポツリと自然に退会が増えていき…

お店をオープンした10年ほど前に班長がまわってきたときには、ほとんどのお宅から自治会費を回収していた記憶があるのですが(取り立てが得意)、高齢化やらなんやかんやで、昨年時点では半数以上のお宅が自治会に入っていない状態に。
残り続けていた住民も「それならウチだってなんやかんややんかいさ、やんかいさーっ!」という気持ちが爆発してしまうのも当たり前のこと。もし自分たちがさらに退会してしまったら残る人たちが大変になると思い、退会について考えていることをまわりに伝えてくださったのは、責任感あってこそのものだと思います。
イチバン長く住んでいるお宅へ相談に行ったところ、渡りに船と感じたのか「じゃあ、自分たちも抜けようぜ、ワッショイ」という流れになったようです。
(後から話を聞くと、自治会の負担だったという感じでもなく、自治会の会議に出たけれど「無理や」「誰がやるんや」など意見を伝えてもハナからまったく通らなかったなど不満を話されていたので、古株の住民のほうでも色々とわだかまりがあったように感じました)

ウチのお店はというと、まるっと班ごと自治会を抜けたら地域から村八分になるかなぁという不安はあったものの、班がなくなるか1軒だけ続けるかという2択になったときに、「なくなったほうがおもしろいじゃないか」という気持ちが勝り、一緒に抜けることになりました。
#ウチの判断基準がイチバン悪い

自治会長からは村八分宣告を受け…

班の全員が退会することを伝えた後の自治会の反応なんですが、自治会長から「災害時に誘導や食事の配布がなくなることを承諾する旨を書いて退会届を出すように」との話を受けたようで、自治会を抜ける判断をした班の住民全員で署名を書いて自治会へ提出しました。
自治会長さんから個別で(署名の話はなく)残ってほしいとの話もあったのですが、町会は町会のムラ意識があるだろうし、自分たちも自分たちで「小さな班としてのムラ意識」もあるので、折り合いは難しいとだろうとお返ししました。どちら側も感情的になってしまったのもあるのかなと思います。

念書めいた退会届けを書くようにとか、意見があるなら会議に参加して言えばいいと言うとことなど(住民の声を聞く力はないということ)、ムラの圧力やシルバーデモクラシーの存在が目に見えてヒシヒシと。
ハタから見ていてなんとなく嫌だなと思っていた「自治会のそういうとこやぞ感」が露呈して終わったな…という感じで終わりました。

何年か前に大きな台風が来たときにも協力して助け合ったことがありました。自発的は共助は発揮できるのかなと思いつつ。班としては自治会を退会したけれども、班としての結束はさらに強まったような気がしています。

高齢化と人材不足で自治会はなんとなく自然消滅していくのかなと思っていましたが、そんな感じでもないのかなぁ…と。
街の治安が良いのもムラ社会のたまものだと思っているので、自治会自体の必要性は感じるものの、一方でこれじゃない感も。他にも悩んでいる人がいるんだろうな、どこの地域もそんな感じなのかな。退会してからのほうが自治会についてよく考えるようになったので、これからも自治会の動向をウォッチしていければと思います。

こんな話をSNSに書くのはどうかと思うんですが、実際にあったことを記しておくことで、なにかしらの予防線にもなるのではないかと。

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