昔にチラッと書いた内容かも知れないんですが…。
雑誌に載せていただく機会もあるからか、ウチを名の知れたカフェだと勘違いして、カフェ開業を目指す方がご来店になることもあります。
お店をはじめて約4年半。未経験からはじめたなりに、色々と試行錯誤しながらやってきたので、同じ期間カフェで普通にバイトをしていた人と比べると、少し経験値は高いかなと思っています。
でも、やっぱり未熟なところもたくさんあるし、やれることや伸びしろもまだある。
ウチみたいなお店で参考になることがあれば、どんどん取り入れてくれたら嬉しいなぁ…と。それはお店が認められたという証。
ウチとしては同じ名前のお店ができても良いくらい、パクリ大歓迎です。
だって、普通におもしろいから…。
自分たちも新しくオープンしたカフェやコーヒー店に行くことがあります。
内装やカトラリー、お料理やドリンク、参考になることもたくさん。
しげしげと関心を持って見たりはするんですが、でもやっぱり、表面的なことだけしか見れないんですよね。
お店の方の想いや背景、カタチになるまでの経過があって、その上にお店がある。自分たちが見えているのは、おそらくほんの少しの部分だけ。
そういうのが前提としてあります。
お店の方と話をすると、もっと深い部分も感じ取れるんでしょうが、見て味わって帰るだけでは、お店について「分かったように感じるだけ」なのかなぁ…と。
ウチのお店は、うさぎモチーフで長屋リノベーションで自家焙煎と、コンセプトも分かりやすく店名もキャッチーだったりするので、おそらくカタチだけなら取り入れやすい。こんな感じにしたらウケると安易に思われがちだったりします。
でも、それがうさぎとぼくの本質かと言うと、全然そんなことはないんですね。
あくまでも、お客様に振り向いてもらいやすい表現や間口のひとつという感じでしょうか。
人それぞれにお店の軸になる部分が違うので、表面的なことだけを模倣しても結局は違う店になる。模倣したお店と同じ結果が出るとは限らないんですよね。
大切なのは自分の軸とどうリンクさせるかということ。そんなことを考えながらパクっていただくのが良いかと思います。
自分らしくステキにパクる。それができれば、もうそれはアナタのものだから。
表面的には見えない部分について…、
お店の軸の部分については個々のお店独自のものなので参考程度になるかと思いますが、経過の部分、考え方や方法論についてはカフェ業態でなくてもそのまま引用できるところもあるかと思いますので、うさぎとぼくではお尋ねいただければお答えするようにしています。
例えば、うさぎの絵のデザインカプチーノは、カワイイからやってるというだけではない、実は…というような話など。
ただ、店主に話しかけるまでのハードルはなかなか高いですが…。
ではでは。
あと、ウチのお店の特徴として、お店の内容よりブログの文章を引用いただくことのほうが多いですが、それも問題ないです。