定休日です。
昨日テスト焙煎したコーヒーを朝から淹れたりしています。
さて…、
うさぎとぼくは、一応コーヒー屋さんとしての顔もあるので、コーヒーの器具も置いているし、ご相談に来られるお客様もいらっしゃいます。
これからコーヒーを淹れようと思うんですが、どれがいいですか?
と、お客様に尋ねられた場合には、現在の抽出環境を聞きながら、自分の経験を含めてお話をしています。
もちろん、お店で扱っている商品が売れるに越したことはないんですが、今は特に買わなくていいのでは…とお伝えしたり、100均で売ってる茶こしや、東急ハンズやamazonで売っている商品をオススメすることも多いです。
話を聞きながら、お客様にとってベターな選択肢を考えるとウチの商品ではないという場合もある。まぁ、そういう感じ。
その場ですぐに買うという決断を求めるのもあまり好きではないし、色んな選択肢から判断ができたほうがいい。
決して売る気がないわけではなくて、売ることが第一じゃないだけ。
でも、買っていただけるとやっぱり嬉しい。
例えば、東急ハンズでコーヒー器具を買おうと手にとって、「あれ、これはうさぼくさんにもあるわ…」と思ったら、ハンズでは買わずにウチに来てくれるとありがたいです。
そこのところ、よろしくお願いします。
あと、もうひとつ優先順位の話でいうと、コーヒーを美味しく淹れることができるというのはもちろん大切なことなんですが、それよりも「生活や時間が豊かになるかどうか」ということのほうがお店としては大切だと思っています。
お湯を沸かして、コーヒー豆を挽いて、抽出して、ひとりで飲む、あるいは誰かと一緒に飲む。
その空間や時間のなかにあったらいいなと思うのはどの器具か。
使っていて心地が良いだろうとか、空間に馴染んだり華やぐだろうとか、テンションが上がるとか…。自分たちにとってコーヒーは特別なものではなくデイリーなもので、生活に彩りを添えるようなもの。
それが自分たちが取り扱う商品を選ぶときの視点でもあって、話を聞きながら選択肢として考えるのも、そのあたり。
カップの質より生活の質といったところでしょうか…。
自分たちの価値観は、コーヒーそのものではなく、あくまでもコーヒーを取り巻く人や生活が中心にあるんだろうなぁ…と。
お客様と話をしていて、そんなことをあらためて思いました。
関連リンク
https://usaboku-coffee.com/goods/