6月最初の週の営業がそろそろ終了。午前中やコーヒータイムにお客様が集中するタイミングはあったものの、全体的には比較的ゆったりとしたペースの営業でした。店内飲食については当面はこんな感じが続くのかな、どうでしょう。
明日の定休日は朝からグラタントースト用のハムづくりをする予定です。
自分たちの立場や科学的根拠よりもお客様の不安にどう寄り添っていくか
店内飲食を再開してから、新型コロナ感染防止対策に努めながら営業を続けています。国や府から提示されているガイドラインをなるべく遵守していくようなカタチ。大阪府コロナ追跡システム、入店人数、在店時間など、お客様にもお願いすることも多く、煩わしさを感じるかもしれませんが協力よろしくお願いします。
今週の営業でも、テーブルは空いているのに密集率とお客様同士の距離の問題でご案内ができなかったり、環境上の問題で大人3名以上のグループの入店をご遠慮いただいたり、これまでの営業とは違った対応をすることがありました。
個人的にはガイドラインには従ってはいるけれど、これまでとは違った状況を目の当たりにして「この対応は正解なのかどうか」「そこまでする必要があるかどうか」という疑問を抱えながら営業しているところ。
科学的な根拠に基づいて正しいかどうかというのも今ひとつ分からないです。
ただ、コーヒー豆を定期的に購入されているお客様から「私は重症化リスクが高いから」という言葉を聞くと、このお客様のほかにも外出や外食に不安を持たれている人が少なからずいらっしゃるというのは事実 (目には見えないことがたくさんあるけれど、ウチのお店はもしかしたら障がいや病歴のある方などの割合が他店よりも多いかも知れない)。
福祉に片足をつっこんでいる夫婦が営んでいるお店としては、いろんな考え方や科学的な根拠は横に置いといて、現在お客様が抱えている不安に目を向けて寄り添っていくことが大切なんだろうなぁと思っています。みなさん理屈だけで動けるわけじゃないですもんね。
お商売をしている立場としては、7割経済と言われている現状や先行きに対する不安、新しいことに向き合っていく難しさなどを感じるところではありますが、まずは今現在抱えているお客様の不安に目を向けて少しずつでも取り除いていくことができればと。基本的には心優しい性格なので、そんなことを考えています。
コロナ禍のなか手探りで正解を探し続けている毎日で気持ちも揺らいだりするんですが、判断を迫られたときに「お店として何を大切にしているのか」はしっかり振り返れるようにしておきたいなと。