先日ご来店いただいたお客様、マーケティングに詳しいのかウチのお店について「コーヒー好きとウサギ好きがただ集まってくるだけ」と連れの方におっしゃっていました。
前後の文脈を聞いていなかったので、真意のほどはよく分かりません。
ただ、先日旅行に行ったときに自分でも少し感じたんですが、ウチのお店、一見さんの多い観光地などではキャッチーで分かりやすいモデルなのかも知れないなぁ…と。
でもまぁ、そういうのだけでは継続しない時代だとも思っています。
さて…、
写真のショップカードも含めて、最近はデザイン的な業務に時間を割くことが多いです。
まだハッキリとカタチに出せていないことも多いんですが、開業準備込みで5年近く同じコンセプトについて考えていくなかで、自分でもまぁまぁ納得できるようなお店の統一感がやっと出せそうな気がしています。
まとまりというよりは、全体的なつながりというようなこと。
目に見えて分かりやすい変化ではなく、たぶん「違和感がない」というくらい。
頭のなかでモヤっとフワフワしていたしていたものがひとまとまりになって、晴れやかになるような、そんな感じ。
今抱えている作業が一段落すると、また次の課題が見えてきそうです。
デザインと言うと、どうしてもビジュアルに重きを置きがちですが、大切なのはやはり「受け手の心理や行動」で、表面的に見えるモノとしての存在は本当に氷山の一角なのだろうなぁ…と。
結局のところ、心理学やマーケティングだったりするんですね。
なかには、デザインは「課題解決のためのツール」とおっしゃっている方も。
ここがデザインのなかなか面白いところ。
そして、店の価値をイチバン左右するものなのかな…とも思っています。
ただカワイイものではなく、しっかりとした背景や文脈のある表現を意識できれば…と。
パソコンに向かいながら、そんなことを考えていました。