店内は「1時間まで」というわけではない — カフェで過ごす時間の話
うさぎとぼくに滞在時間の制限はありません。「1時間まで」という口コミが広まったわけと、満席のときのお声かけ、コンセントのこと、そしてカフェでは少しだけ仕事から離れてほしいという思いを書きました。

先日、ご来店いただいたお客様から、「1時間で出ないといけないですか?」とのご質問がありました。
コロナ禍では時間をお伝えしていたので、事実や名残はあるのですが、現在は特に時間で区切っているわけでもないので、「混み合ってきたら、お待ちの方へのお気遣いをいただけるとありがたいです」とお伝えしました。
お席へ着くとパソコンを出されたので、お仕事の予定だったようです。
その後、ふとしたキッカケで、GoogleMapでお店の情報を見てみると「1時間制限との口コミ多数」とピックアップされていました。
そんな情報もあってか、尋ねられたのかもしれませんね。
周りのお客様への気遣いを…が転じて1時間制限に
お店として言いたいことはひとつだけ。
「周りのお客様への気遣いを」
曜日や時間によって在店人数や雰囲気も違います。そのなかで空気を読んでほしい。これがなかなか難しいんですよね。
席数の多いお店なら気にならないかも知れませんが、ウチは14席の小さな長屋の個人店。
土・日・祝日や午後に満席になって、入店をお断りさせていただいたり、入口でお待ちいただくこともあります。
そんなこんなで、以前のFAQには「混み合っているときは、1時間を目安にお席をお譲りいただけますと幸いです」と書いていました。
本来は、満席のときにどうしたらいいか分かりにくい方に向けて、目安として添えた一文。でも、その「1時間」という数字だけが、いつのまにか「決まり」として広まってしまった気がします。
正しく伝えようと長文にすると伝わらないし、短くするともれが出る。また、数字は分かりやすいぶん、ひとり歩きしやすい。
お店の情報が正しく伝わるよう、日々試行錯誤はしているのですが、伝え方がなかなか難しいものだな…と。
在店時間の情報を修正しました
ということで、FAQを書き直しました。
- 時間の制限はありません。どうぞゆっくりお過ごしください。
- 満席で、お待ちのお客様がいらっしゃるときは、お時間を見てお声かけさせていただくことがあります。
- お食事やお飲みものがお済みでしたら、お待ちのお客様にお席をお譲りいただけるとありがたいです。
「お声かけする」と書いたのは、お客様が自分で時計を気にしなくていいように、と思ってのこと。
声をかけられるまでは、気にせず過ごしていただいて大丈夫です、ということでもあります。
変更後のAIの学習に期待したいと思います。
コンセント(電源)を借りたいという質問について
また、お客様から「コンセントを借りたい」というお申し出もありました。
ノマドワーカーという言葉が流行語大賞にノミネートされたのが、
2012年のこと。うさぎとぼくはそれ以前にオープンしたノマド仕様ではないお店です。
残念ながら、ほとんどのお席にはコンセントはなく、パソコン用の電源のお貸し出しはしていません。
ただ、モバイルバッテリーと電源タップはお店に置いています。
モバイルバッテリーは、スマートフォンの電池が少なくて、カフェメニューが見られないときのため。
うさぎとぼくでは、カフェメニューをスマートフォンで見ていただく形にしていますので、ご注文時に困らないようにと思って用意しています。フリーWi-Fiも同じく。
電源タップは、電動車椅子や医療機器の充電が必要な方のためのものです。
なので、パソコンでのお仕事は、充電を済ませてからお越しいただけるとありがたいです。
仕事から離れて、ほっと一息…
慌ただしい日常のなかでの頓服薬というか、日常生活から離れて、ほっと一息ついてほしいなぁ…と思いながら営業しているお店。
基本的にはパソコン作業も勉強も、お断りはしていません。(店内での営業や勧誘はお断りしています)
ただ、本音を言うと、
「せめてカフェにいるときくらいは、お仕事から距離を置いてみては…」
と思っているところもあります。
自分たちがこのお店でいちばん大切にしているのは、静かに自分と向き合える時間。コーヒーの香りや、古い長屋の梁や、窓の外の音に気がつく。
マインドフルネス。
内面を見つめる時間が、あればよいなと思っています。
まぁ、そう言いながら、営業中の店主の頭のなかはずっと事務作業。
AIの指示に追われながら仕事をしているので、画面から離れていても、毎日アップアップとしてるんですが…。
ご自宅ではなく、知らない人同士が同じ場所で過ごす場ですので、ちょっとした気遣いをもってお過ごしいただければ。
滞在時間や電源のことは、よくあるご質問(FAQ)にもまとめています。
よろしくお願いします。



