コロナにまけるなという言葉をちょっと使いすぎて「コロナにまけるな疲れ」を起こしそうになっている今日この頃。そろそろ「ハブアコーヒーブレイク」とか「ホッと一息」くらいの言葉がちょうどいいのかなぁと思っています。
ちょっと前に個人のTwitterで下記のようなツイートをしたんですが、ちょこちょことニュースでも目につくようになってきました。
そのうち「自粛していない店舗しばき隊」みたいなのも出てくるのかなぁと想像していますが、ウチは別のしばき隊に昨年末にメッチャしばかれた記憶があるので、どこもしばかないようにしたいと思います。
— ウワグチタカキヨ (@t_uwaguchi) April 9, 2020
しばき隊ではなく「自粛ポリス」という言葉が使われているよう。自治体が休業要請に応じない会社の名前を公表していくなどの行政の動きに影響されて、この流れがどんどん加速していく感じがします。(行政の対応の是非の話はしてなくて理解せずに批判する自粛ポリスが増えるという話なのであしからず。)
「大阪府吹田市のレストランは14日から営業を自粛したが、店が立ちゆかないと再開方針をインターネットで告知したところ、批判のメールが多数届いた。」
こういうのは止めたほうが良いけどなぁ。そのうちブーメランが飛んでくる。 https://t.co/dUSCrrkf0G
— ウワグチタカキヨ (@t_uwaguchi) April 20, 2020
営業を再開しようとしたレストランに批判メールがたくさん届いたというニュースも。飲食店としては怖ろしい出来事。
お店としては年単位でコロナに配慮したが続くと思っているんですが、批判する人はずっと外食をすることがないのかななんて思ったりしています。そもそも飲食店は休業要請の対象ではないのに、それを知らずにに叩いている人も多いんじゃないかな。
店ごと、その日ごとに取るべき行動の正解が違う状況なので、周囲を批判すること自体がナンセンス
あまり深く考えず「自粛しろ」という人がいるみたいですが、飲食店自体の位置づけは「社会生活を維持する上で必要な施設」で基本的に休止を要請しない施設にあてはまっています。密にならないことや営業時間についての配慮は求められていますが、営業していても別に問題はないんですよね。上は「やっていいよ」と言ってる。
休業をしている飲食店は、感染拡大を防ぐために自主的に休業している状態。休業による補償もまだ判断が微妙で、たとえ補償があったとしても焼け石に水といったお店も多い。
ウチのお店も店内飲食はストップしていますが自己判断に基づいてのこと。そもそも営業時間自体も問題ないし、お店の環境は三密になりにくいのでお店側とお客様側の双方で配慮ができれば大丈夫だと思っています。ストップしているのは「理解できていないのに叩く人」「感染リスクについて理解せずに来店する人」がいるという理由から。
ウチと同じような理由から仕方なく休業や店内飲食の自粛を選んでいるお店さんも多いんじゃないかな。
(本当にヤバイ人が多い。で、その人たちがこの環境下でもあまり変わらないというのもなんとなく分かった。以前に、こういった「一定の層の人たち」がいると書いたことがあったんですが、この層に対してそろそろ名前をつけてほしいと思うところ。)
現時点では、外出の機会を減らし、感染拡大をしっかりと抑えることが大切だと思っています。
ただ、連休明けも緊急事態宣言が続く(または外出自粛要請は続く)と予想しているので、どこかのタイミングで多くのお店が感染リスクに配慮しながら店内飲食を再開する流れになるのかなと。これ以上自粛を続けるとどこも閉業してしまうので、堰を切ったように店内飲食を再開するお店が増えるような気がする。お客様も相当にストレスが溜まっているはずなので反動が来るはず。
当面の間は感染者数の増減を見つつ、自粛と解除を繰り返しながら進んでいくような感じかも知れません。ゴールデンウィークが過ぎれば自由に外に出ても大丈夫ということはまったくなくて、週ごとや日ごとに取るべき行動の正解が変わる。
前のような状況に戻ることもないし、周囲に足並みを揃えることに正解はない。コロナありきの仕事や生活を前提とした新しいリテラシーが求められている。
それぞれの人やお店によって背景が違い、その日その時点で正解かどうか分からないけれど、いくつもの判断を繰り返しながら動いている。
他人には他人の答えがあって、あなたにはあなたの答えがある。
周囲の人があれやこれやと叩くことじゃないのかな…と。