この暑い時期に、だんろの話って。
うさぎとぼくの店内奥の席。
周辺のお店さんからいただいたフライヤーの脇に絵本が置いてあります。どれも登場人物(?)にうさぎが出てくるもの。
絵本は、お子さんが見るためのものと思われがち。
ご家族でご来店になるお客様も当たり前のように、子どもさんが本を選んでテーブルに持ってきて一緒に読む…という感じなんですが、本来は大人向けに用意していたものなんですね。
市販のものだけでなく、作家さん手作りの絵本も…。
子どもさんが読むのは、フラニーとメラニーや酒井駒子さんの絵本が人気なよう。
あまり手にとって読んでいるお客様を見かけないけれど、店主が子どもさんではなく大人のお客様に読んで欲しいなぁ…と思うのが、こちらの絵本。
ちょっと疲れてるなぁ…と感じながらお店に来られたときには、特に手にとって読んで欲しいなぁ…と。
絵本ナビ の評価を見ても、読者の半分以上は大人でした。
だんろのまえで 鈴木まもる
登場人物は、ぼくとうさぎと、少しだけねこ。
雪の降る山のなかで迷ってしまったぼくが、ドアのついた大きな木を見つけて入ってみると、暖炉を囲む動物たち。
だんろのまえでじっと火を見ながら語るうさぎの言葉がとても深いんですよね。
疲れているときに読んだら、泣いてしまう人もいると思う。
「つかれたら やすめばいいんだ、むりしないで じっと してれば げんきに なるさ」
「すきに なるのが いちばんさ。 すきに なる きもちが あれば どこでも だいじょうぶ。すきな ことが あれば どんな ときでも だいじょうぶ」
雪のなかを歩いている様子から、最後に木から出て行く様子。
何度か読み返してみると、この絵本の持つ深さが伝わってくるような気がします。
そのままの自分を受け入れてもらっているような、あたたかい気持ちになる絵本です。
店主のオススメの一冊。ご来店の際にどうぞ。









