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お店のコンセプト「ノスタルジー」は、どうやら次世代に伝わらなさそう

蚊取線香や栓抜き、マッチ…

お店で使っているレトロな感じのもの

Facebookで流れていた「アラサーが懐かしいと思う10選」みたいなニュース。
ほとんどピンときませんでした。
かろうじて、きんぎょ注意報だけは分かったかなぁ…。

10年ひと昔とはよく言ったもの。アラフォー店主としてジェネレーションギャップを感じるひとときでした。

さて…

ウチのお店は、おそらく昭和のはじめに建てられた長屋。
テイストとしてはコーヒーショップやカフェというよりも喫茶店。内装自体も昔ながらの純喫茶や学校、町工場など、ノスタルジックな雰囲気を少し意識しています。

なので、お店で使うアイテムもできるだけレトロな感じのものを選ぶように。
ライターじゃなくてやっぱりマッチ。なにか胸にグッとくるものがありますもんね。

映画「ALWAYS三丁目の夕日」みたいな戦後の風景って、体験したことのない自分たちの世代でも、懐かしさを感じるものではないかなぁ…と、そんなことを思いながら、お店づくりをしてきました。

で、先日、お客様と話をしていたんですが「自分の子どもはマッチを見たことがない」ということ。オール電化でタバコも吸わないので、家のなかに火がない。炎自体を見たことがないらしいんですね。

他の小学生くらいのお子様もマッチを知らず。「火をつけるやつ」というと、両手をこすり合わせて火を起こすジェスチャーをしていました。
縄文時代の火おこしは学校の授業で習ったけど、マッチは習っていない様子。

普通にすごくないですかね、これ。
なかなかショッキングな出来事。

同じように蚊取り線香や栓抜きなども知らない。
自分たちが懐かしいなぁと感じるものが、まったく未知のものなんですね。

自分たちが体験したことがなくても懐かしいと感じれるもの。
これが情報の刷り込みによるものだとしても、意識しなければ、これからモノや情報に触れることすらないかも知れない。

人類の進化とともにあった火は、当たり前のものではなくなるんだと。もう、ジェネレーションギャップどころの話ではなさそう。
いよいよ人類はネクストステージに突入したんだなぁ…と。

今の子供たちが大きくなったとき、どんなところに「郷愁」を感じるんだろう。
古民家、田舎、里山、どれにもキュンとこなくなるのかなぁ…。

ウチのコンセプトはこれからまったく伝わらなくなるかも…。

お客様との会話を思い出しながら、しみじみと感じました。

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ウワグチ タカキヨ

ウワグチ タカキヨ

店主うさぎとぼく
大阪・阿倍野昭和町にある築80年の長屋で営む珈琲店「うさぎとぼく」店主。魚座、O型。元福祉職、キャリアカウンセラー。精神保健福祉士。現在、セミナーの準備中です。 左側のアイコンは店主個人のSNSアカウントです。