ちょうどイベントへ行く前に、お客様からブルーボトルのコーヒー豆をいただきました。
でも、サンフランシスコではなく、ロスで買ったとのこと。
さて…
土曜日の夜は靱公園のcocoo cafe(コクウカフェ)さんにお誘いいただき、上用賀珈琲倶楽部×cocoo cafe presents “Cupping of Bay Area ’15 Early Summer in 大阪”(Facebookイベントページ)というイベントにお伺いしてきました。
サンフランシスコ・ベイエリアを代表するサードウェイブコーヒーショップ、リチュアル、フォーバレル、サイトグラスなど店主でも名前の聞いたことのある名店から、知らないお店までのコーヒー豆をまとめてカッピング。
カッピングとは、カンタンに言うとテイスティングですね。
詳しくは、
・カッピングってなんだろう – COFFEE DISCOVERY 富士珈機
・プロに聞く〜おさえておきたいコーヒーの楽しみ方〜カッピング体験で気分はもうプロのバイヤー編 – WISDOM
あたりをご覧いただければ分かりやすいかなぁと思います。
コーヒー屋さん、コーヒー屋以外の飲食さん、一般の方まで30名以上が参加。
たくさんの知らない人のなかで人酔いしつつ、コーヒー屋だとバレないようにコソコソと…。
100gで2000円以上のお豆や、他のお店さんが焙煎して持ってきていただいた品評会入賞のお豆になると、コーヒーでこんな味あるん?というような驚きも。
自分のお店では扱う予定もないコーヒー。非常に良い経験に。
主催の方との会話のなかで「これはグランクリュクラスのコーヒー豆」という言葉がありました。
グランクリュ(特級畑)というのは、元々はワインの世界の言葉。
ワインにハマりはじめた頃には、ときどき格付けのワインも飲んでいました。
今は飲めればいいというくらいですが…。
普段は安いのばかり飲んでいるなかでも、たまに良いのを飲んでみると、味の複雑さや奥行きが感じられ、一気に自分のなかのワインの世界が広がったような(パッと視界が開けた)感覚になることがあったんですが、これはたぶんコーヒーについても一緒。
よく、物事の上達はS字曲線を描くと聞きます。
急に自転車が乗れるようになるような急激な上昇カーブみたいなもの。
同じような環境が続いていると、なかなか飛躍的な変化が起きにくいんですが、高品質なコーヒーに触れることはひとつの急激な上達の鍵にもなるのだろうだなぁ…と。
あらためて、そんなことを感じました。