1月16日(木) 09:00〜18:00
店頭販売のみ
(毎週木曜日は店頭販売のみの営業です)

【コラム】AIの活用と手仕事への回帰

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明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願いします。

年明けから配偶者が寝込んでいまして、店主もあわせて新年らしいお料理やお酒も飲まないまま三ヶ日が過ぎてしまいました。質素な生活を送っていたので、ずいぶんと痩せているだろうとウキウキワクワクで体重計に乗ったんですが、体重はむしろ増えている状況。1日100歩くらいしか動いていなかったので仕方ないのかな。体重減にはカロリー消費することも大切だと、あらためて納得しました。

さて、コロナ禍も明けた一昨年から、新しいお店の方向性を模索しながら少しずつ動いてきました。椅子などの什器を新しく入れ替えたり、エアコンの故障と買い替えから発生した内装工事をしたのも、変化を求めるお店としては必然の出来事だったのかなぁとも思います。
時代の流れに置いていかれないよう、食わず嫌いのないようにとAIも使い始めるようになりました。ChatGPTは、検索から頭の整理の壁打ち相手などアプリを開かない日がないほど手放せないサービスになっています。DALLE3では画像の生成。Photoshopを使った修正や切り貼り、最終加工などはしていますがずいぶんと使い慣れてきました。

また、昨年からはSUNOという生成AI音楽サービスを使い始めるようになりました。よりお店の雰囲気にあった音楽をかけることができるように。今年の営業から店内ではAIで作ったBGMを使おうと思っています。

↓ 正月三ヶ日を使って作った音源 ↓

Usagi to Boku (Rabbit & I) by @usaboku | Suno
BGM of "Usagi to Boku", a coffee shop located in a renovated tenement house in Showa-cho, Abeno, Osaka, Japan.

ミュゼットという音楽ジャンルは手に入る音源がとても少なく、必要な再生時間分の曲を自分好みのもので揃えられないのがお店としての課題になっていました。昨年からは同じアルバムが阪神百貨店内でも使われるようになり、他店とBGMがかぶっていることにも辟易していたところ。
AIサービスの成長は目覚ましく、昨年からやっと店内BGMで聴くには問題のないクオリティの音楽が生成AIで作れるようになったような感じ。これからはお店に合わせたBGMを自分で作ってお店でかけることができるようになります。

生成AIについては賛否両論あるかと思いますが、今のところ作家さんを脅かすような価値のあるクオリティ的のものは作ることができず、人間性やストーリーなどを絡めることでしか価値にならないと思っています。
AI生成画像については、この記事に貼りつけている画像のような感じが現在の店主の到達点。AIらしい若干の違和感もあと3年も経てばなくなるし、受け手の違和感や拒否感も薄れていくと思います。
音楽についてはもっと細部まで修正できたり、パートごとに分離できたりとよりカスタマイズできるようになり、人間が作った音楽とのクオリティの差異もなくなっていくように思います。ボカロが親しまれてきた歴史もあるので他のサービスより浸透しやすいかなとも思います。
生成物の数が増えていくと、今後はリアルなライブや「誰が作っているか」にしか価値が残らなくなっていくのではないでしょうか。

アイデア出しや効率化のためにAIを使う機会は増えていくけれど、人間(手仕事)でなければ作れないアウトプットにいかに落とし込んでいくかが重要になっていく。ここれからは「人間らしさ」が価値としてますます問われていく。そんな風に思っています。

自分たちの人間性や「うさぎとぼくらしさ」を問い続けていく1年になりそうです。

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