今日から10月。
コーヒー屋さんにとっては比較的意味のある日「コーヒーの日」にあたる10月1日、うさぎとぼくはおかげさまで13周年を迎えました。コロナ禍で店内飲食をしていない期間もあったので、個人的にはそこまで長かった気はしないですが、それはそれでかれこれ丸13年。うっかり休憩してしまったうさぎさんのように流行からも置いてけぼりにされ、タートル(亀)ではなくロートル(老いぼれ)な雰囲気がなんとなく滲み出てきたような気がします。そろそろ「枯れ」や「熟成」も感じるお年ごろ。
今でも福祉関係に足をつっこんでいるので単純な比較はできないですが、早いものでこのお店で過ごした期間が、福祉現場で働いていた期間と同じくらいの長さになってきました。
ここ最近、大学生さんとのお話や似たようなお店を開業したいというお客様とのお話で、あらためてお店の原点やあり方などを振り返る機会がありました。
施設で働いていた頃に考えていたことやお店をはじめるにあたって考えたこと。福祉現場から離れてお店を営業しているだけで、私たちの基本的なスタンスは昔から変わっていないような気がします。
「福祉施設と社会との橋渡し」
(広くは「自分たちのできることで社会の役に立つ」ということを考えています)
施設さんの持っているニーズが見えたり偶発的な出来事がなければ、新しく手につける課題などはなかなか生まれにくいですが…。
もし天命というものがあるとすれば、私たちは障害者福祉に関わることだと思っています。社会のなかではほんのささやかな動きだとしても、これからもお店としての軸がぶれないように取り組んでいくことができれば。
14年目もよろしくお願いします。