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今の状況が当たり前になってくると、大切な価値も見えなくなってくるもの

古い建物が解体されていました

お店の近くで古い建物が解体されていました。
ブルーシートが張っているなかをコソッと覗いたりしたんですが、窓ガラスや木材など(自分たちにとっては)魅力的なものがあったんじゃないかなぁ…と思いながら眺めていました。
でも、価値観というのは人それぞれ。まったく興味のない人には何も感じないのでしょう。ほんの数日で跡形もなくなっていました。

蒸し暑い中、重機が動く音を聞いていると、ちょうど4年前にお店の工事がはじまったことを思い出します。

うさぎとぼくに工事に入ってくれた業者さんは、運良く価値観の合う方で、床下から出てきた古い電気部品や戸板、ガラス戸などを「コレかっこいいんちゃう」とか話をしながらお店に活用してくれていました。
たぶん、そのあたりが共有できていなかったら、お店もまた違った雰囲気になっていたのかなぁと思っています。

たとえばこんなかんじのもの…

自分たちは、ここに来る前には新築のマンションに住んでいて、長屋や木造の建物で商売をすることなどは考えていませんでした。
でも、実際に身を置いてみると、多少の不便さはあるものの、マンションにはない快適さや空気、落ち着きやすさ、年を経た味わいなどはすごく良いもので、次にどこかへ移り住むとしても、マンションには戻れないと思うようになるほど。
息苦しさのない暮らしというんでしょうか、そんな感じ。
それはお店の雰囲気だけでなく、おそらく自分たちの空気感にも影響しています。

ただ、それって自分たちがある程度年齢を重ねて、綺麗なマンションから移り住んできたからこそ、価値があって魅力的だと感じること。

ものごころついたときから住んでいる人にとっては、古くさかったり野暮ったく感じたり、他と比べて見劣りしたり感じるのかもしれないなぁ…と。

なんとなく生活をしていると、自分たちの周りにあるものが当たり前のように思えてきて、何も感じなくなったり、逆にマイナスに見えたりするもの。
でも、ちょっと立ち止まって、ひとつひとつ丁寧にスポットを当てたり、視点を変えて見てみると、意外とすごく価値のあるものだったりすることに気がつきます。

こっちに移ってきて、そろそろ4年。

毎日のことが当たり前に感じ、新鮮さも薄れてくるなかで、1度立ち止まって価値を再確認することも大切だなぁ…と。

工事中の風景を見ながら、そんなことを考えました。

建物も、お店も、人も…。

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ウワグチ タカキヨ

ウワグチ タカキヨ

店主うさぎとぼく
大阪・阿倍野昭和町にある築80年の長屋で営む珈琲店「うさぎとぼく」店主。元福祉職、キャリアカウンセラー。精神保健福祉士。現在、セミナーや通販の準備中です。 左側のアイコンは店主個人のSNSアカウントです。